「TikTok Shopは個人でも出店できる?」
「個人で出店するときは何を準備すればいい?」
「Seller Centerに登録した後、何を設定すれば販売できる?」
TikTok Shopに興味はあっても、登録から販売開始までの流れが分からず、まだ始められていない方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、TikTok Shopは条件を満たせば個人でも出店できます。
大まかな流れは次の6ステップです。
STEP1:TikTok Shop Seller Centerに登録する
STEP2:個人セラーとして本人確認する
STEP3:ショップ情報を登録する
STEP4:審査結果を確認する
STEP5:銀行口座・倉庫などを設定する
STEP6:商品を登録して販売を開始する
この記事では、TikTok Shop公式情報をもとに、個人でショップを開設して商品を販売するまでの流れに絞って解説します。
公式情報確認日:2026年9月17日
TikTok Shopの登録条件・必要書類・販売ポリシー等は変更される可能性があります。実際に登録するときはSeller Centerに表示される最新情報も確認してください。
TikTok Shopは個人でも出店できる
TikTok Shopでは、日本でも「個人セラー」としてショップ開設を申請できます。
TikTok Shop公式のセラー登録案内では、個人セラーについて、18歳以上であることや、本人確認など所定の条件を満たすことが求められています。
また、個人事業主もTikTok Shop上では個人セラーに分類される場合があります。
つまり、
「TikTok Shopに出店するには、必ず法人を設立しなければならない」
というわけではありません。
ただし、個人セラーにはショップ数や本人確認、販売者情報の表示など特有のルールがあります。
個人セラーの条件や個人事業主との違いについて詳しく知りたい方は、先にBuzzCommerceの「TikTok Shopは個人でも出店できる?」も確認してください。
TikTok Shopに個人で出店する流れ
まず全体像を把握しましょう。
個人がTikTok Shopで商品を販売するまでの基本的な流れは次のとおりです。

TikTok Shopの個人出店前に準備しておきたいもの
登録作業を始めてから書類を探すと途中で止まりやすいため、事前に必要なものを準備しておきましょう。
1. メールアドレス・電話番号
Seller Centerのアカウント作成などに使用します。
普段使用している個人用アドレスではなく、今後TikTok Shop事業で使用するメールアドレスを用意しておくと管理しやすくなります。
2. 本人確認書類
個人セラーでは本人確認が必要です。
TikTok Shop公式では、個人セラーの本人確認書類として主に、
- 日本のパスポート
- 日本の運転免許証
- 在留カード
などが案内されています。
書類によって提出する面や追加の住所証明などが異なるため、Seller Centerに表示される案内に従ってください。
3. 住所証明
使用する本人確認書類などによって、住所を証明する書類が必要になる場合があります。
公式案内では、
- 公共料金の請求書
- 住民票
- 銀行の取引明細書
- クレジットカードの請求書
などが住所証明の例として示されています。
提出時には発行日の条件なども確認しましょう。
4. 売上を受け取る銀行口座
TikTok Shopで発生した売上を受け取るための銀行口座を準備します。
登録者情報と銀行口座の名義などに不一致があると設定時に問題になる可能性があるため、入力情報を確認しながら登録しましょう。
5. 販売する商品の情報
ショップ開設後すぐ販売を始めたい場合は、
- 商品名
- 商品画像
- 商品説明
- 販売価格
- 在庫数
- 商品サイズ・重量
- 発送情報
- ブランド情報
なども準備しておくとスムーズです。
ただし、TikTok Shopでは商品カテゴリーによって販売条件が異なります。
商品を大量に仕入れる前に、その商品がTikTok Shopで販売可能かを確認しておくことが重要です。
TikTok Shop Seller Centerに登録する
まずTikTok Shop Seller Centerからセラーアカウントを作成します。
登録方法としては、メールアドレス・電話番号等を利用する方法や、案内されている方法でTikTokアカウントを利用する方法があります。
ここで重要なのは、TikTokアプリで普段使っているアカウントを持っているだけでは、商品販売の設定がすべて完了するわけではないことです。
TikTok Shop Seller Center上でセラー登録を進めます。
今後、
- 商品管理
- 注文管理
- 売上管理
- クリエイター施策
- ショップ設定
などを行うため、Seller CenterはTikTok Shop運営の管理画面と考えると分かりやすいでしょう。
個人セラーを選択して本人確認する
次に、条件に応じて個人セラーとして申請します。
TikTok Shop公式では、個人セラーについて18歳以上などの条件が設けられています。
本人確認では、先ほど準備した身分証明書をアップロードします。
本人確認で特に注意したいポイント
提出前に次の点を確認してください。
- 書類の有効期限が切れていない
- 画像がぼやけていない
- 書類全体が写っている
- 必要な表面・裏面を提出している
- Seller Centerの入力内容と書類情報が一致している
- 氏名の表記に違いがない
- 住所に違いがない
TikTok Shop公式も、認証できない場合には、入力した情報と提出書類が一致しているか、不鮮明ではないか、有効な書類かなどを確認するよう案内しています。
「だいたい同じだから大丈夫」ではなく、提出情報を正確に合わせることが重要です。
ショップ情報を登録する
本人・事業者情報とあわせて、ショップ運営に必要な情報を設定していきます。
例えば、
- ショップ名
- ショップ情報
- 連絡先
- 住所関連情報
などです。
ショップ名は後からブランドとして認知される可能性があります。
単に思いついた名前を入力するのではなく、今後販売したい商品やブランド展開まで考えて決めるのがおすすめです。
個人でTikTok Shopに出店するときに、必ず確認してほしいポイントです。
TikTok Shop公式のセラー登録案内では、個人事業主について、商品ページ上に氏名と事業所住所が表示される旨が案内されています。
また、事業所住所を登録していない場合には、登録した居住地住所が表示される場合があります。
そのため、
「副業だから自宅住所でとりあえず登録しよう」と考えている場合は、登録前に最新の表示ルールを確認してください。
個人で出店できることと、個人情報がどのように表示されるかは別の問題です。
TikTok Shopの審査結果を確認する
必要な情報を提出すると、TikTok Shop側で申請内容が確認されます。
TikTok Shop公式の登録ガイドでは、申請結果について通常1〜5日程度と案内されています。
ただし、これは必ず1〜5日で完了することを保証するものではありません。
提出内容や追加確認などによって時間がかかる可能性もあります。
審査中は何度も登録し直すのではなく、Seller Center上のステータスやTikTok Shopからの案内を確認しましょう。
登録で止まった場合は、まず「どの審査で止まっているのか」を切り分けます。
TikTok Shopには、
・セラー登録
・本人確認
・商品審査
・ブランド・カテゴリー資格
など、別の確認プロセスがあります。
そのため、
「TikTok Shopの審査に落ちた」だけでは原因を特定できません。
まず、
アカウント作成で止まっている?
↓
本人確認で止まっている?
↓
ショップ審査?
↓
商品登録?
↓
ブランド認証?
という順番で確認してください。
本人確認で問題がある場合は、
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 書類画像
- 有効期限
- 書類全体が写っているか
などを確認します。
詳しい原因と対処法については、「TikTok Shopの審査に落ちた?登録・本人確認できない原因と対処法」を公開予定です。
銀行口座・倉庫などを設定する
ショップが承認されたら、販売に必要な初期設定を進めます。
代表的な設定として、
- 売上受取用銀行口座
- 倉庫・発送関連情報
- 返品関連情報
- TikTokアカウントとの連携
などがあります。
ここを適当に設定すると、実際に注文が入ってから困ります。
特に物流は、
注文が入る → 商品を用意する → 梱包する → 発送する → 配送状況を管理する
というEC運営の根幹です。
「ショップを開設すること」をゴールにせず、注文が入った後に問題なく発送できる状態まで準備しましょう。
商品を登録して販売を開始する
初期設定が終わったら商品を登録します。
商品ページでは、
- 商品名
- 商品カテゴリー
- 商品画像
- 商品説明
- バリエーション
- 販売価格
- 在庫
- 重量・サイズ
- ブランド
などの情報を設定します。
商品名を適当につけない
TikTok Shopではショート動画やLIVEだけでなく、商品ページ自体も購入判断に影響します。
「商品名だけ登録すればいい」
ではなく、
誰向けの商品なのか、何の商品なのか、どんな特徴があるのか
が分かるように設定しましょう。
今後バズコマースでは「TikTok Shopの商品SEO」についても別記事で検証予定です。
すべての商品を自由に販売できるわけではありません。
TikTok Shopには、
- 禁止商品
- 制限商品
- 招待制カテゴリー
- ブランド認証が必要な商品
などがあります。
例えばブランド商品を販売する場合、状況に応じてブランドとの関係や販売権限を証明する資料が必要になる場合があります。
そのため、
商品を大量に仕入れてからTikTok Shopで販売できないことに気づく
という状況は避けたいところです。
仕入れ・OEM・商品開発前に販売条件を確認してください。
TikTok Shopではショップ登録だけでなく、販売後に発生するコストまで考える必要があります。
主なコストは、
- 商品原価
- 販売手数料
- 配送費
- 梱包費
- クリエイターへのコミッション
- 広告費
- 返品・返金関連費用
などです。
2026年8月31日更新のTikTok Shop公式情報では、日本の販売手数料は商品カテゴリーによって異なり、主に”7%・9%・10%・12%”などに設定されています。
つまり、
売上 − 商品原価 = 利益
ではありません。
例えば5,000円の商品を販売しても、
商品原価
+TikTok Shop販売手数料
+配送・梱包
+クリエイター報酬
+広告費
などが発生します。
TikTok Shopを副業・事業として運営するなら、売上よりも最終的にいくら利益が残るのかを確認しましょう。
TikTok Shop公式では、個人セラーについて個人IDにつき最大1ショップと案内されています。
一方、コーポレートセラーは登録1件につき最大5ショップまで展開できます。
そのため、
「まず個人で5ブランド分のショップを作りたい」といった場合には、個人セラーの仕組みでは対応できない可能性があります。
複数ブランド・複数ショップ展開を考えている場合は、最初から事業形態も含めて設計した方がよいでしょう。
TikTok Shopはショップを作っただけでは終わりません。
むしろ、ここからが本番です。主な販売方法として、
ショート動画
商品を使った動画やレビュー、How-toなどから商品ページへつなげます。
LIVE
LIVE配信中に商品を紹介し、その場で購入につなげます。
クリエイターアフィリエイト
TikTok Shopクリエイターに商品を紹介してもらい、販売に応じてコミッションを支払います。
広告
TikTok Shopの商品・コンテンツを広告と組み合わせて販売拡大を狙います。
特にTikTok Shopでは、セラー自身だけで動画を作るのではなく、クリエイターに商品を紹介してもらう仕組みも重要です。
1. とりあえず登録してしまう
住所表示、物流、手数料などを理解せず登録すると、後から問題になる可能性があります。
2. 商品を先に大量仕入れする
TikTok Shop上の販売条件を確認する前に大量仕入れするのはリスクがあります。
3. 利益計算をしていない
販売手数料だけでなく、クリエイターコミッションや物流費なども考慮します。
4. ショップを作れば売れると思っている
TikTok ShopはECとコンテンツが一体になった仕組みです。
商品登録だけではなく、動画・LIVE・クリエイター施策などが重要になります。
5. 本人確認情報を適当に入力する
本人確認書類と入力情報の不一致は、審査がスムーズに進まない原因になる可能性があります。
特に、書類に記載された情報とSeller Centerへの入力内容
などは、提出前に必ず確認しましょう。
まとめ|TikTok Shopの個人出店は6ステップで始められる
TikTok Shopは、条件を満たせば個人でも出店できます。
基本的な流れは、
STEP1:Seller Centerに登録する
STEP2:個人セラーとして本人確認する
STEP3:ショップ情報を登録する
STEP4:審査結果を確認する
STEP5:銀行口座・倉庫などを設定する
STEP6:商品を登録して販売を開始する
の6ステップです。
特に個人で出店する場合は、本人確認書類、住所情報、販売できる商品、手数料、物流などを事前に確認しておくことが重要です。
そして、ショップ開設はゴールではなくスタートです。
TikTok Shopでは、商品を登録した後にショート動画、LIVE、クリエイターアフィリエイトなどを活用して「商品を発見してもらう仕組み」を作ることが売上につながります。
登録途中で本人確認や審査につまずいた場合は、「TikTok Shopの審査に落ちた?登録・本人確認できない原因と対処法」で、原因別の確認方法を詳しく解説します。
